毎年ビックニュースが発表されるプロ・オーディオ音響機器のイベント、AES Convention 2011。弊社取扱い各社も意欲的なプロダクト、アップデートを多数発表していました。現地より速報をおつたえします。
本国、米国を中心に着実にユーザーが増加中の、Lauten Audioマイク。AESコンベンションでのブースも大きく、来場者の注目を集めていました。コスト・パフォーマンスが高く、多くのプロフェッショナル・エンジニアが実際の現場で手を伸ばすマイクとして評価、そしてその存在感の高まりを感じます。期待の新製品についても、Lauten Audioスタッフは多くを語ってはくれませんでしたが、只今、開発中の模様。こちらも期待大です。
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Metric Haloは、話題のProTools 10の次世代プラグイン規格AAXに対応した新製品「Channel Strip 3」「 Transient Control」「Character」を発表。いずれも1つのライセンスでNativeとHDX、両方のモードで使えます。Metric Haloのオーディオインターフェース上のDSPで動作するMIO Consoleで培った技術を、いち早く最新のプラグイン規格に対応させました。11月には正式な価格・販売開始時期などアナウンスできる予定です。また、これらのプラグインからオーサライズ方式がiLok対応予定となります。
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ラウドネス管理関連プロダクトを意欲的にリリースしているNugen Audioからは、AudioSuite対応のラウドネス自動補正ツール「LMCorrect」の発売と、先日Windows対応版がリリースされたラウドネス管理を自動化するバッチプロセッサーLMBのMac OS X版の11月中発売が発表されました。Windows版のLMBを発売後、このソフトをMac OS Xで使いたいとの要望が非常に多くあり、開発を進めていたようです。米国では、ATSC A/85規格のテレビ放送への適用が間もなく始まることもあり、Nugen Audioのブースは、多くの来場者を集めていました。
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リアルタイムに確認しながらmp3/AACへの変換が可能なFraunhofer Pro-Codecが好評のSononoxからは、Pro Tools HDXシステム/ AAXへの早速の対応がアナウンス。まずは、業界でも高評価の定番製品、Oxford EQ及びInflatorがPro Tools HDXシステムの発売に合わせて発売されます。また、この他のプラグインについても順次AAX対応版がリリース予定です。
そして、ネイティブ版では待望の64bit サポートがアナウンスされました。最早、一般的になりつつある64bit対応DAWアプリケーションでハイクオリティなSonnoxプラグインをご利用可能となります。同時にユーザーインターフェイスの改善も予定されています。詳細は続報をお待ちください。
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黒を基調としたブースが多い中、ハイセンスなオレンジ色が、一際、異彩を放つブースのSound Toys。ハイセンスかつ個性的なその製品のキャラクターが伝わってきます。SoundToysもAAXへの対応を早速、アナウンス。既に、素早いリリースに向けて開発中とのことです。オーディオ・レベル・デストロイヤー Devil-Loc DeluxeのTDM版を発表。もちろんAAX版も開発中です。過激かつクリエイター、エンジニアの創造性を刺激するDevil-Loc Deluxeの活躍の場が広がります。
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Wavesは最近発表になったプラグイン H-EQとBass Riderを中心にデモしていました。WavesのNativeプラグイン64bit対応版の開発は、来年の第一四半期リリースを目指して鋭意継続中です!Avid Audio eXtension対応については、現段階で具体的な予定を発表していませんが、Waves社内で検討を重ねるとのこと。
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