迷わずに導入できるドラム音源の登場です。
2004年にリリースされたBFDで、ドラム音源の世界を完全に塗り替えたといっても過言ではないfxpansion。2008年にはBFD2を、2013年にはさらに仕様を強化したBFD3をリリースしましたが、BFD Ecoでは逆に、機能を絞ることによって、入門者でも気軽に導入できるデザインが実現しました。
1枚の画面に合理的にレイアウトされた、親しみやすいインターフェース。ミックスに不慣れな方でも、すぐに使えるミックス・プリセット。ロック、ポップス、ジャズからヒップホップまで、すぐにプレイできる大量のグルーブ。そして、お求めやすい価格。作曲、アレンジから、電子ドラムを叩く時まで、迷わずに導入できるドラム音源の登場です。
ロンドン直送のエアー・スタジオ・サウンド。
BFD Ecoには、BFD2の中から選りすぐりのドラム・サウンドが収録されています。カスタム・メイドされたNeveコンソールでレコーディングされたダイレクト・マイク、ステレオ・オーバーヘッドと、ルーム・マイク。そのサウンドを聴けば、世界中のアーティストを惹きつけるエアー・スタジオのマジックを感じ取ることができるでしょう。
40種類以上の即戦力プリセット。
BFD Ecoの画面には、12種類のキット・ピース、ステレオ・オーバーヘッド、ルーム・マイク、2つのAUXと、16本のフェーダーが並んでいますが、ミックスに不慣れな方も安心してください。BFD Ecoには、プロがミックスしたプリセットが40種類以上収録されています。
アンビエント・マイクとダイレクト・マイクをブレンドさせたものだけではなく、fxpansion独自のDCAM(ディスクリート・コンポーネント・アナログ・モデリング)技術でモデリングされたコンプレッサーや、リバーブ(Overloud Breverb BFD版)を使ったミックスもあるので、ナチュラルな空気感をもったものから、張りと勢いのあるドラム・トラックまで、すぐに鳴らすことができます。
ブレイクビーツ・マシンとしても、使えます。
BFD EcoのGrooveセクションには、1500種類以上のグルーブが収録されているので、打ち込みが面倒な方でも、すぐにパターンを再生可能です。
このグルーブは、DAWのMIDIトラックにドラッグ&ドロップで配置できるので、エディット、アレンジも簡単です。「いつまでもMIDIで作業せず、潔くオーディオに書き出した方が良い」という方は、グルーブをステレオ・オーディオ・データとして書き出す機能もあるので、とりあえずオーディオ・ブレイクビーツを貯めておいて、あとでリミックスする、といった使い方も可能でしょう。
電子ドラム用音源としても、定番になりそう。
BFDは、Roland V-Drums、Yamaha DTXなど電子ドラムの音源として使っている人も多いせいか、柔軟なキーマッピング・システムは、BFD Ecoでも踏襲されています。
BFD Ecoは、BFD2/3用拡張音源集からキット・ピースを読み込むこともできるので、シンプルなインターフェースで、ドラム・プレイに専念したいドラマーの方には、最適なプラットフォームになるかもしれません。