Media Integration, Inc "Review and User Story"

Review & Story

12 Sep 14

FXpansionの個性的なエフェクト・プラグイン3種をDJ Urakenがチェック!

FXpansionといえば、ドラム音源BFDシリーズが圧倒的に有名ですが、大胆に音を変化させて、サウンド・デザイン的な使い方までできるエフェクト・プラグインやリズムマシンもリリースしているのをご存じでしたか?シンセサイザーに詳しい人なら、思わずあれこれいじりたくなるインターフェイスを備えた3つのエフェクト・プラグインを、fxpansionの故郷、U.K.でも活躍するDJ URAKENさんにレビューして頂きました。


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Maulはマルチバンドのディストーション/オーバードライブ・エフェクト。HIGH/MID/LOWの3つの周波数帯(帯域はそれぞれ設定可能)それぞれに、32種類のディストーション・タイプから好きなものを選んでアサインすることができます。この時点で歪み系の音作りとしてはとても幅広い可能性があり、ここで音作りにはまってしまうだけでいくらでも時間が過ぎていきそうなのですが(笑)、さらにTransModモジュレーション・システムによって各パラメーターをLFOやエンベロープ・フォロワー、サンプル&ホールド、外部MIDIノートなどでモジュレートすることができるのがこのMaulの特徴で、自分好みに設定した歪み系サウンドに大胆でクレイジーな変化を与えることが可能です。

3バンドそれぞれをすごくはっきり分離させてディストーションとモジュレーションを設定することができるので、ひとつの音源に対していくつかのレイヤーされた動きをつくることができ、この機能で遊んでいるうちにまたしばらくはまって時間が過ぎてしまいました(笑)。プリセットもバラエティー豊かに用意されているのでサンプル音源ではプリセットを使ってシンセの音に変化をつけてみました。

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Etchは2つのフィルターにディストーションとコンプレッサーが組み合わさったフィルター・エフェクト。中央上部のシンプルで見やすいフィルターセクションでフィルターのかかり具合やモジュレーションの動きをわかりやすく把握することができ、簡単にコントロールすることが可能になっています。フィルターのタイプは「JAPAN」「S.V.F.」「FATTY」「COMB」の3つが用意されていて、それぞれのフィルターで任意のタイプを設定することができます。ローパス、バンドパス、ハイパス、ピークまたはノッチ・フィルターとの組み合わせによっていろいろなフィルターサウンドを生成することが出来るのですが、そのかかり具合をフィルター・セクションの波形の動きで見てイメージをつけながら、耳で聴いて設定していけるので、目的のサウンドに素早く到達することができますね。

Maulと同じくTransModモジュレーション・システムでフィルターをモジュレートして、それぞれのフィルターに独立した動きをつけることもできるので独創的な動きを備えたフィルターサウンドをつくることが出来ます。サンプル音源ではロングトーンのシンセ音にEtchのエフェクトを加えてクレイジーなFXをつくってみました。

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Bloomはテンポシンク、フィードバック、ハイパス、ローパスフィルター、ピンポンなどのディレイとしてのベーシックなパラメーターに加えてモジュレーション、シーケンス機能を備えたディレイ・プラグインです。ディレイとしての基本的な部分の印象はとても素直でナチュラルなサウンドでどんなタイプのトラックにも合いそうな雰囲気です。モジュレーション部分は上述のMaul、Etchと同じくLFOやエンベロープ・フォロワーなどで各パラメーターをコントロールすることができます。

このBloomで注目すべきはシーケンサー部。はじめ、シーケンサー画面をいじりながら音を鳴らしてみても音が変化するのはわかったのですが、どこをどう動かしたらどの音がどんな風に変化しているのかわかりませんでした(笑)。ちょっと困ったので音に集中するのをやめてシーケンサー部を適当にいじりつつ画面を眺めていたら、シーケンサー部の変化に合わせて中段のモデリングパートのパラメーターが動いていることに気がつき、その機能を把握することができました。

このシーケンス機能を使うことでテンポに合わせてディレイタイムを細かく変化させていったり、フリーズさせたり、部分的にリバースさせたりとディレイ音を複雑に変化させることで、もはやディレイなのかなんなのかわからないような音を細かく切ってエディットしているかのようなエフェクト効果を得ることが出来ます。このサンプル音源では、ボイスサンプルにスタンダードなディレイと、プリセットのステレオディレイにシーケンスでリバースを加えたものをかけています。

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3つのプラグインとも全てとても個性的で複雑なサウンドをつくることができるのですが、音の変化を視覚的につかむことのできるインターフェイスになっているので、目で見ながら音を聴きつつ設定していけば、素早く求めるサウンドに近づいていくことが出来ると思います。どのプラグインもシンプルな構成ながらもパラメーターの組み合わせによって全く違った音をつくっていくことができるので、使う人によって全く違う可能性が広がるエフェクターだという印象を受けました。編集が楽しくて、奥が深いエフェクト・プラグインと出会うことができたので、今後もトラック・メイキングに使って行きたいですね。


DJ URAKEN
1996年、大学在学中の渡英時に経験したロンドン郊外での大規模レイヴ・イベントに衝撃を受けDJとしてのキャリアをスタート。日本をはじめUK、オーストラリアなどワールドワイドにDJ/プロデューサーとして活躍する。エレクトロニック・ダンスミュージックをベースにしながらもその枠にとらわれない幅広い音楽性が支持され、テレビ、CM、ラジオ、ゲームなど多方面でのサウンドプロデュースを展開。

J-WAVE‘TOKIO HOT 100’でのノンストップ・ミックスやクラブでのDJプレイなど最先端のミュージックシーンの現場での活動をスタジオワークに常にフィードバックし、新たなサウンドを創造し続けている。

2009年にDJ DRAGON とプロデュース集団FIREWORK DJs を結成。2011年春、ユニバーサル・ミュージックジャパンよりFIREWORK DJsとしてメジャーデビュー。リリースしたデジタルシングルが連続でレコチョク総合チャートトップ10 入りし、注目を集める。

制作するほとんどの楽曲においてトラックメイキングだけでなくレコーディング、ヴォーカルディレクション、ミックスダウン、マスタリングまでのほぼ全ての制作過程を自身で手掛けている。

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06 Aug 14

BUZZERBEATS Chiva:3種の「クリエイティブ」エフェクト

人によって「クリエイティブ」の解釈や、クリエイティブな自分を引き出せる瞬間は違うでしょう。ギターを持ったり、ピアノの前に座ることでクリエイティビティが発揮できる人。フェーダーを触っているときにクリエイティブになる人。あるいは映画を見たり、読書をしたり、旅をすることで。

もしかすると「何もしていないとき」にクリエイティブな自分が発動する方もいらっしゃるかもしれません。

これまでZEEBRA、NITRO MICROPHONE UNDERGROUND、DABO、童子-T、SHINGO☆西成、般若、サイプレス上野とロベルト吉野、KOHEI JAPAN、RYUZO、”E”qual、TARO SOUL、ICE DYNASTY…名前を上げきることすら大変なほどのプロデュース、トラックメイク、リミックスワークに大活躍のBUZZERBEATS。

メンバーのChivaさんは「サンプルを組み上げて、エフェクトで音作りをしているときに最もクリエイティブになる」と言います。中でも、非常に個性的で独特の質感を持ったFXPansionのBloom、Etch、Maulの3プラグインは「いい意味で素材をぶっ壊したい」時に威力を発揮してくれるとのこと。そんなChivaさんに、それぞれのプラグインのレビューと、実際にサウンドを加工したサンプルを作成して頂きました。


Bloom – Creative Delay and diffusion

僕は主にダンスミュージックを基調とした楽曲を制作しているので、サンプルを組み上げてエフェクトで加工して音作りをするということがよくあります。クリエイティブな効果が得られるエフェクトであるほど制作も楽しくなるし、燃えますね。FXPansionのBloomは、いい意味で素材を「ぶっ壊したい」と思うときに威力を発揮してくれますね。僕はとにかく面倒くさがり屋なので、いかに実用的なプリセットが大量に用意されているかが非常に重要w。プラグインエフェクトを立ち上げて、「なんか面白くならないかなぁ〜」とプリセットをポチポチ切り替え。この作業で比較的早めにいいプリセットが見つかったりすると「コイツ、使える」となるわけですね。

という意味でBloomは最強に「使える」、優れたプラグインでしょう。もちろんBloomにはたくさんの面白い機能もあって、自分で追い込んでいくこともできますが、僕は単純に面白いディレイエフェクトとして認識しています。そこで、僕的にお気に入りのプリセットをいくつかご紹介させていただきます。

* Bloom使用前のベーシックトラック

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・Ambient Ping Pong RD

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歪んだギターサウンドにBloomを掛けています。ディレイで飛ばしつつ、簡単に広がりが得られて一気にトラックに雰囲気が出てきてくれて最高。ブラス系のサンプルにもハマりそうです。

・Fast Percussion PC

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Drumのフィル部分に掛けてみました(若干エグいですがw)場面転換のタイミングで、単調になりすぎないような工夫が欲しい時に重宝しています。このサンプルではDrum全体に掛かっていますが、スネアやハイハットだけに掛けてみてもいい感じかもしれないですね。

・Creature TM

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これも歪んだギターに掛けてみました(最後の一小節はドライ)。上のAmbient Ping Pong RDとはまた違ったディレイと広がりになっていますね。プリセットを選ぶだけでこうして様々なバリエーション、違った印象の仕上がりが手軽に得られることも魅力の1つだと思います。

Bloom総評

このように超面倒くさがり屋の僕でも簡単に使えてしまうという寛大さと、ヘビーユーザーのニーズにも応えられるような細かい設定が可能なところの2つの面を併せ持つBloom。気になるCPU負荷も非常に低く、動作も軽快なのでガンガンインサートして使うことができます。


Etch – analogue-modelled filtering device

Etchは強烈なフィルター・プラグイン。フィルターということで僕が真っ先に思いつくのは近年のEDM的な4つ打ち楽曲でのサイドチェインを活用した使用方です。このEtch、コンプも搭載されているので、ビートもののサンプルをよりグルービーに仕上げることができる印象があります。ベースや、コードもののシンセにもガシガシかけてみたくなりますね。ここでもまた、面倒くさがり屋の僕でも納得のプリセットをご紹介させていただきます。

* Etch使用前のベーシックトラック

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・Envelope Wah TM

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和音を弾いているシンセに対してサイドチェイン的な効果を狙って掛けています。Filter2とコンプのノブを弄ることでより「サイドチェイン感」が簡単に演出できてしまう辺りに非常に好感を感じます。

・Light Comb Sweep TM

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これも和音のシンセに対して掛けたもの。うっすらスウィープさせるような処理がほしいときにオススメのプリセットです。これはまさにちょうどいいプリセットでした。

・Glitchy Melody SG

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プリセット名からも、実際のサウンドからも「ぶっ壊し系」であることはすぐに分かったのですが、ただ壊すだけなら元の素材が何であっても変わらないところ、Etchは「破綻させない」絶妙な仕上がりになるところが素晴らしいです。

Etch総評

近年のフィルター系製品って「もう、元の素材がなんでもいいんじゃね?」という単なる飛び道具が多いように思うのですが、Etchは質実剛健というか、しっかりしたフィルターだなという印象です。しっかり、音を作り込みたくなる奥深いプラグインだと思います。


Maul – distortion and tone shaper

Maulはディストーションにイイ感じのフィルターが複合されたプラグイン。プリセットを一通り見てみるとベースに対してのものが多いように見受けられたので、今回は主にベースに使ってみることにしました。

* Maul使用前のベーシックトラック

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・Firm Bass Guitar MB

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軽い歪み感と、うっすらとフィルターがかかるプリセット。ほどよくハイ落ちしたベース感がイイ感じです。ロー・ミッド・ハイの各バンド毎にサチュレーションのオン/オフ、ドライブの種類が多数用意されているのがいいですね。このプリセットをロードして、ローのドライブを軽くブースト。さらにカットオフを2kHz辺りに設定してあげるだけで太さと明瞭さが同時にでてくる格好いいベースに仕上がるでしょう。

・Raw Vowely Bass DV

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フェイザーのようなエフェクトがちょうどいいファンク感を演出してくれます。ちょっとエグいかな、と思ったらS+HのRateを少し右に回し、ミッドのドライブを”Op-Amp”に切り替えてみてください。太さとグルービーなノリを兼ね備えたベースを生み出すことができます。従来のアンプシミュレーター系プラグインでこういった「直感的な」操作が難しく、思い通りのサウンドにならないことが多かったのですが、Maulはそのストレスから開放してくれましたね。

・Dirty Bass Distor

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プリセット名から読んで字のごとし、ベースにダーティーなディストーションサウンド。各楽器によってどれくらいが「ダーティー」と呼べる範囲なのかの見極めは難しいところですが、プリセットから手軽にこのサウンドが得られるというセンスの良さが素晴らしいところ。ちょうどいい歪み感とグルーブ感が出てきます。

Maul総評

最近歪みものといえばアンプシミュレーターばかりを使っていたので、こういったプラグインは逆に新鮮に感じます。ブレイクビーツもののDrumに生ベースを弾きつつこのプラグインを挿して、イイ感じのグルーブ感サウンドを作りたくなりますね。


プロフィール
CHIVA (from BUZZERBEATS)
音楽プロデューサー . TrackMaker . Composer . DJ etc.
ZEEBRA、NITRO MICROPHONE UNDERGROUND、DABO、童子-T、SHINGO☆西成、般若、サイプレス上野とロベルト吉野、KOHEI JAPAN、RYUZO、”E”qual、SEAMO、TARO SOUL、KEN THE 390、等など…HIP HOP勢のプロデュースは数知れず、その手腕はPUSHIM、RYO the SKYWALKER、NG HEAD、加藤ミリア、m-flo、May J.、JAMOSA、ケツメイシ、九州男から、郷ひろみまでと、ReggaeやR&BからPOPSのプロデュースやリミックス にも及んでおり、今後ますます活躍が期待される。
06 Nov 13

ロング・インタビュー:21世紀型アーティスト/プロデューサースタイルを貫くSONPUB氏スペシャル・インタビュー

21世紀型DJ/プロデューサースタイルを貫き、国内外から多くの注目を集め、10月2日にニューアルバム「Mother Ship」をリリースしたSONPUB氏。今回はそんな彼の制作スタイルについて詳しくインタビュー。音源ではSpectrasonics、エフェクトではWavesを使用するその出会いから、現在のサウンドメイクまで、”トータルプロダクション”を目指すアーティストさん必見のお話です。


◎ SONPUBさんと音楽の出会いについて教えてください

もともとはスポーツ少年で音楽とは無縁だったのですが、中学の頃から音楽に興味を持ち始めて、高校の頃にイギリスに留学をしたのがきっかけでしたね。

◎ その留学は、音楽の為にしたものだったのですか?

はい。もちろん音楽だけではなく、アートやファッションを含め、ロンドンのカルチャーに浸かりきった3年間でした。卒業後は日本に戻ってバンド活動に専念、ヒップホップやエレクトロニックなど様々な要素を取り入れたバンドをしつつ、ソロとしての活動も平行してスタートさせました。

◎バンドとソロでは異なる音楽性のものを?

そうですね、自分一人のプロダクションの場合にはアンダーグラウンドシーンを意識したものをやりつつ、2006年頃からDef techや湘南乃風などのメジャーアーティストへの楽曲提供などもさせてもらいました。

◎音楽制作のスタートが高校生の頃というと、周囲ではかなり早かったのではないですか?

はい、あまり周りにはいなかったですね。もともと誰かとバンドをやるよりも、全ての楽器を自分で操りたいという思いもあって、高校の頃はボーカルからギター、ベース、ドラムまで一人でMTRを使って録音していました。その頃の経験は多いに役立っています。

◎制作にコンピューターを取り入れたのはいつごろですか?

日本に戻ってきてからコンピューターによる制作にシフトしていくのですが、当初はMTRがProToolsに変わったくらいで、MPCでビートを作ったり、ボーカルレコーディングを行ったりするというところまでは変化していませんでした。その後2006年頃から、SpectrasonicsやWavesなどのプラグインを導入し始めるようになったんですね。こういったスタイルを経て、今はレコーディングからミックス、マスタリングまでを全て自分で行うようになりました。他のアーティストに提供している楽曲も可能な限り自分でミックスまで担当させてもらうようにしています。特にSpectrasonics OmnisphereやWavesのRenaissanceシリーズは僕の制作から外せないツールで、これがないと制作に支障が出るくらい、愛用しています。

◎Omnisphereを愛用されているんですね。初めてOmnisphereの音を出したときの印象はいかがでしたか?

プリセットを鳴らしただけで分かるレンジの広さ、バランスの良さがずば抜けていると感じました。このシンセなら、自分の思い描く音を作り込めるなという確信もありましたね。

◎音作りにこだわるポイントを教えてください。

僕が音作りに求めることはいくつかあって。まず帯域のバランスがいいこと(何回聴いても耳障りでないこと)、無駄な圧力がないこと(コンプ等は効果的に使用すること)、そして海外でも戦える音質であること(DJ目線としては凄く重要)。この要素に必要な音質をOmnisphereには兼ね備えている音が多いと思います。それから、独特の質感が他の音源とぶつからないので”ノれるサウンド”が作りやすいです。

◎Omnisphereではどういった音色を主に使用しますか?

パッド、リードシンセ、ベースかな。購入直後にほとんどのパッチ(プリセット)を聞き比べしたので大体頭に入っているのですが、その中で気に入ったものをカテゴライズして普段から使いやすいようにカスタマイズしています。Omnisphereは気に入った音に星をつける機能がありますよね?

◎レーティング機能(編注:各パッチに5段階で評価をつける機能)ですね。

気に入った音色を各付けできるレーティング機能

気に入った音色を格付けできる
レーティング機能

そうです!レーティング機能を活用して、使用頻度によってランク付けしてます。「今の曲では使わなさそうだけど、この音は気に入ったからいつか使いたいな」と思ったときに便利ですね。Omnisphereは自分の思い描いたサウンドを一から作ることもできるし、何気なくOmnisphereのプリセットパッチを弾いていると、その音にインスパイアされて曲が出来ることもあります。全てのプリセットパッチを聞いたつもりですが、日々発見があって楽しみながら制作もできますね。

◎こんなにOmnisphereを愛用してくださっているSONPUBさんにお願いがあるのですが、本インタビューの読者向けにSONPUBさんのOmnisphereオリジナルパッチをご提供いただけませんか?

アルバムでも使用したパッチがいくつかあるので、タイミングが合えば共有させてください。ただ、僕のサウンドはミックスの過程でDAW上のプラグインなども併用しているので、まったく同じサウンドとは言えないかもしれませんが、是非アルバムのサウンドと比較して、さらに自分好みにサウンドメイクして欲しいですね。

◎ご自身でミックスまでを手がけられているとのことですが、ミックスをご自身で行うようになったターニングポイントがあったりしたんですか?

ターニングポイントと言われるとパッと思い浮かばないのですが、今思えば昔から曲作りもミックスも同じ線上に考えていたなと思います。曲の良さとともに、音の良さも同軸に考えていましたね。

◎そのように考えるようになったきっかけはあったのでしょうか?

2007年にDaft Punkが行ったワールドツアーをきっかけにフランス/ヨーロッパ/アメリカ等からのエレクトロニックシーンの再ブームがありました。それに伴い海外のインディーズのアーティストがすごい音を出していて、”いったいどうやっているんだろう”と調べまくりました。使っている機材、スタジオとか、エンジニア、色々と調べてみた結果、自分が好きな作品が、アーティスト自身が曲作りからミックスまで手がけたものが多いということを知ったんですね。自分が作った音はミックスまで責任を持たなくてはいけない、せっかくの納得いく曲をMIXエンジニアやマスタリングエンジニアに渡してハズレだったみたいな賭け事はしたくないし、これからはこのスタイルが重要になると思いました。もちろん当初は手探り状態でしたが、少しずつミックスの勉強もしていきつつ、ここ数年で革新的にそのスキルを磨きました。

◎それはなかなか険しい道だったんじゃないですか?

はい。大分時間かかりました(笑)前例が無いというか海外的なエレクトロニックやHip Hopの音に対応したエンジニアが国内にあまり存在しないということもありゼロからの挑戦も多かったですね。でも、自分の耳には自信を持っていたので、「自分の耳が納得できればOK」という確信もありました。
ちょうどその頃、ファットボーイ・スリム/Beatportのリミックスコンテストで上位入賞をすることができて、これは自分にとって大きな自信に繋がりましたね。締切ギリギリまで微調整が続いて、周りにいた人たちは「これでいいんじゃない?」なんて言うのですが、自分自身では満足できなかった。その結果コンテストに勝つことができたんですね。今聞き返すと、全然納得できないんですけどね(笑)

◎そこがスタートなんですね。今はマスタリングまでご自身で手がけられているとのことですが…

マスタリングまでを含めたトータルプロダクションが決定的になったのはここ1、2年くらいですね。

◎ミックスまでを手がけるアーティストは珍しくありませんが、マスタリングまではまだまだ少ないのではないかという印象です。どうしてそのような挑戦を?

以前のアルバムでお世話になったロンドンの”The Exchange”というスタジオのマスタリングエンジニアさんが亡くなられてしまったことがきっかけでした。他のエンジニアさんにお願いしてみたりしたのですが、なかなか納得できるレスポンスがなくて、そこで自分でやってみようと思ったんですね。もちろん時間はかかりましたが、自分が納得できるクオリティに仕上げることができました。

◎ご自身で全てを手がけると、直前の行程が気になることはありませんか?例えばマスタリング時にミックスのバランスが気になってしまうとか…?

はい、ありますね。当初はその戸惑いも多かったのですが、でもそのおかげでミックスとマスタリングは切り離せるものではないなと確信した部分もあります。

◎制作からミックス、マスタリングまでを手がけられる中で、Wavesプラグインを多用して下さっているとお聞きしました。

Wavesプラグインを使うまでは、DAW標準のプラグインを使ってミックスをしていました。でもあるとき友達の家でLシリーズを聴いて…その時の衝撃は忘れもしません。こんなにも劇的に変わるのか!と感動していました。よくその友達の家までDAWのデータを持って行ってミックスしていたのを覚えています。その後にMercury Bundle Nativeを購入しました。

◎Lシリーズがきっかけなんですね。

きっかけになったL2 Ultramaximizer

キッカケになった
L2 Ultramaximizer

当時RenaissanceシリーズとL2をよく使ってミックスをしていました。

◎Wavesのプラグインは今130種類以上あるんですが…
そんなに!? いつの間にですね。

◎はい(笑)SONPUBさんのお気に入りのWavesプラグインはありますか?

ありすぎて絞れませんが…ずっと使っているのは、Renaissanceシリーズ、L3、SSL4000 Collection、API Collection、それからTony Maserati Signature Collectionですね。


ニューアルバム「Mother Ship」リリースにあたり、 SONPUB氏主催のDondada Remix Competitionが開催されます。応募資格は国籍、年齢、プロアマ、ジャンル問わず誰でもOK。勝者には豪華賞品機材「Waves/Gold Native」「Pioneer/Digital DJ-SR」というプロデューサー/DJにとって必要性の高いアイテムが贈られると共に、その作品は著名プロデューサー達が参加し、12月にリリース予定のDondada Remix EP へ収録されます。そしてBeatport/iTunes Store/WASABEAT他での世界配信が決まっています。
詳しくはコチラから >>


◎今回、ニューアルバムの中の一曲Dondadaは、リミックスコンテストの課題曲となっていますね。SONPUBさんご自身はこの曲をどのようなツールを使って仕上げられたのでしょうか。

手の内を明かしてしまいますが、パッド系やコードを弾くシンセ全てOmnisphereを使いました。DAWはCubaseを使っているので純正のエフェクトもよく使いつつ、Wavesのコンプ、EQ関連をよく使いましたね。特にRenaissance EQは全チャンネルに使っています。何より動作が軽快なこと、EQのバンド数がちょうど良くて好きです。

◎Renaissance EQはビンテージEQのようなクラシックなEQカーブが特徴でもあります。

ビンテージ機材の味わいをもつRenaissance EQ

ビンテージ機材の味わいをもつ
Renaissance EQ

そうですね。近年のデジタルEQのような「単なる補正」じゃなく、音を作ることに適した味わいの部分があるのもポイントかもしれません。特にRenaissanceシリーズ特有のクセは、ビンテージ機材の味わいがありますね。実は今回のミックスでは、マスターチャンネルに数種類のWavesプラグインをインサートしながら制作をしたんです。

◎と、言いますと?

僕は制作からマスタリングまでを自分でやるので、DAWのマスターチャンネルにその曲のイメージとなるプラグインを使うんですね。この曲はSSLの宅でやっているようなスピード感が欲しいなと思ったときはSSL4000 Collectionを使ったり、クラシックな味わいが欲しいときにはAPI Collectionを使う。このプラグインを一つマスターチャンネルに使うことで、制作のときのイメージがぶれなくなるんですね。

◎なるほど!完成を見据えて制作やミックスをされるんですね。

API 2500 & SSL G-EQ<

API 2500 & SSL G-EQ

もちろん、最終的なマスタリングでは全く別のプロセスがありますが、僕の場合は制作過程で最終的なイメージが出来上がっているので、そのイメージに沿ったキャラクターを付加して制作をしているということなんですね。このプラグインを一つ挟むことで、後のマスタリングでバランスが崩れてしまったときに自分自身が「気づく」こともできる。Wavesのプラグインはその「匂い」をしっかり感じられるので、曲に応じてマスターに数種のプラグインを使い分けているんですね。よく使用するプラグインは、SSL4000 Collection、Tony Maserati Signature、API Collection、L3です。曲の完成を見込んで選んでいます。

◎最後に、今回のリミックスコンテストに応募する方達にメッセージをお願いします。

このコンテストは志を高く持ち、世界を見据えた人達がブレイクアウトするチャンスの場です。国籍/プロ・アマ/音楽的スタイルは問いません。この音楽宇宙船号、Dondadaに一緒に乗ってその世界を変えましょう。

◎SONPUBさん、今回はどうもありがとうございました。


SONPUB

SONPUB(さんぱぶ)
Artist / Producer / DJ

音楽やカルチャーに感化されロンドンで過ごした高校時代がクリエイションの原点であり楽器からあらゆる現代音楽機器を操り時に操られながらも音楽アーティスト/音楽プロデューサー/DJとして活動。エレクトロニック / ダンス / HIPHOPからポップ、ロックまで幅広くオルタナティブに昇華した音楽性を武器に持つ。

これまでにソロやユニット等で4枚のアルバム、ファットボーイスリム等多くのオフィシャルリミックス等を発表し国内外で支持を獲得。’07ダフトパンク世界ツアーの東京公演前座、’09米国フェスSXSW、’11ファットボーイスリムのビッグビーチフェス等々国内外のイベントにも多数出演。その他世界トップクラスA-Trak、Diplo、Kanye West、Lupe Fiasco、Switch、Breakbot、Krafty Kuts等とも共演済。

国内外有名アーティストの楽曲プロデュースも幅広く手がけ、自身も主催者の一人であるイベントKATS’(東京Womb)では毎回1000人超を動員、一気に注目されるイベントとなり今年4月より開始した全国Clubツアーを成功させた。新しいモノを追いかけるだけでなくしっかりゼロから1をクリエイトする、21世紀型アーティスト/プロデューサースタイル。

■ Official Website:http://sonpub.com
■ Twitter:http://twitter.com/SONPUB
■ Facebook:http://www.facebook.com/SONPUB
■ SoundCloud:http://soundcloud.com/sonpub
■ Dondada Remix Competition:http://sonpub.com/?p=2410

20 Sep 13

FAW Circle レビュー by N.Z.M

「もしかしてiOS7先取り?」と思わせるフラットなユーザー・インターフェィスを持つCircleは、ベルリンのFuture Audio Work Shopという小さな会社が作っているのですが、土地柄もあるのでしょうか、使っているアーティストもその世界では有名なクリエイターばかり!

今回は、そのベルリンから日本での活動にシフトされたばかりのアーティスト、N.Z.MさんにCircleのレビューをお願いしました。デモ曲もついているので、レビューとあわせてお楽しみください!


○Circleとは?

数あるプラグイン・シンセの中でもデザイン性の高いインターフェースで特に目を引く、FAW社の「circle」。カラフルなデザインと、実際の動作がグラフィカルに視認でき、見た目のカッコ良さだけでも創作意欲をかき立てられます。音の印象は下は太く上はクリア。プリセット音源も充実しており、ブラウザ画面で好みの音色を絞り込んで選択できるので検索も簡単です。編集の自由度も非常に高いので、エディット次第ではアナログ顔負けのワイルドな音、映画の様な重厚で複雑なサウンドが簡単に作れます。

○音について

シンセの構造は基本的なアナログシンセサイザーと言った所ですが、掘り下げてみるとオシレーター、フィルター、エンベロープ、LFO、各セクションを細かくエディットできる様になっています。オシレーターは全部で4つ。基本的なサイン波、三角波等はもちろん、100種類以上の波形を備えたWavetableに切り替えられ、あらゆるタイプの音作りが可能です。更にwavetable上でもう一つ別の波形を読み込んで、スライダーでモーフィングできるので、2つの波形を組み合わせる事もできます。更にノイズとフィードバックを付加できる構造なので、よりアナログ感のある音作りが可能です。

フィルターセクションでは、通常のフィルターとデュアル・フィルターに切り替えが可能。別セクションにマウス・フィルターやリングモジュレーター等が装備されているので、組み合わせれば更に個性的で荒々しい音になり、アナログシンセを凌駕する音作りも可能です。

次にエンベロープ、LFO、シーケンサーですが、恐らくここが「circle」の一番の特徴となる部分でしょう。ここでは、エンベロープ、LFO、シーケンサーのいずれかに切り替えが可能で、5つのエンジンが用意されています。赤や緑に色分けされた丸い球をオシレーターやフィルター等の別のセクションにドラッグすることで、フィルターにLFO、ピッチにシーケンサーと言った具合に簡単に接続ができます。接続できるのは一つではなく、フィルター、ボリューム、ピッチ等、複数のセクションに同じLFOを接続する事もできます。もちろんエンベロープやシーケンサーも同じ仕様です。感覚としてはモジュラーシンセのパッチングと同じですが、アナログの様にたくさんのケーブルでゴチャゴチャする事がなく、色で識別できるので視認性は遥かに優れています。更に、グラフィックによって実際の動きを目で見て確認する事ができるので、見た目もカッコイイです。

LFOには15個の波形プリセットと16種類のWavetableが用意されています。Wavetableはオシレーター同様、もう一つ別の波形を読み込んでスライダーでモーフィングができるので、変化も多様です。また、シーケンサーモードにも27種類のプリセット・パターンが用意されているので、アイデアで困る事は無いでしょう。

○circleをこう使っている。

僕の使っている音源の中でもcircleは特殊な位置にある気がしています。メインのシンセとして使うと言うよりも、予想外の音が欲しいとき、アイデアを一捻りさせたいときに必ず使用しています。特に空間系の音や、FX、リードサウンドを作るとき等は、自分が狙った音よりもカッコイイ仕上がりになる事が多いので非常に重宝しています。使い方は主にプリセットを加工して使用しており、元音に一捻り加えたり、色んな変化を付けて原型が無くなるまでエディットしたりと毎回違うアプローチになります。特にお気に入りはシーケンサーの機能で、複数のシーケンスでハーモニーを作ったり、フィルター等を変化させフレーズを作る等。今回のデモ曲でも、複数のシーケンサーを使用して空間やメロディーラインを作っています。ドラムパート以外は全てcircleの音で、ベースやピアノはプリセット音源を使用しています。

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非常にクオリティーが高いシンセなので、circle1台で十分成立しました。まだまだ多くの機能を持ったシンセなので、正直どこまでのポテンシャルを秘めているか未だ未知数という印象です。


N.Z.M

テクノプロジェクト「N.Z.M」。過去にはアーティスト「Ancient-Beach」名義でフランス「Morphonic Records」からデビュー。国内外の様々なフェスやイベントで活動し、アンダーグラウンドシーンの第一線で活躍してきた。また、J-POPアーティストとのコラボレーションや、企業、メーカー、テレビ、CMへの楽曲提供やリミックスを手掛ける等、トラックメーカーとしても同時に活動してきた。 テクノ、ハウス主体のスタイルを得意とし、ハードからディープまで、幅広いスタイルが好評を得ている。

2012年からの1年間はベルリンに活動拠点を移し、アーティスト活動に専念。その間には、フランス、ドイツ、ポルトガル、モロッコにて海外ツアーを敢行。また、アメリカとポルトガルに拠点を置くOn & Off Musicと契約。同レーベルよりシングル「Glitter」、新名義での初のEP「Black Hole」、同レーベルアーティスト、GiacomoとのコラボレーションEP「STRATOSPHERE」をリリース。今後も多くのリリースを予定している。

国内においても、音楽、映像、アート、デザイン、インスタレーション、各分野の第一線で活躍するクリエーター集団「Neo Tokyo」に加入し、「東京から世界へ」をテーマに精力的な活動を見せている。

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06 Jan 11

Mobile I/O LIO-8 ユーザーロングインタビュー:福富幸宏 氏

高品位Fire Wireオーディオインターフェイスとして名高いMetric HaloのMobile I/Oシリーズ。Mac専用として抜群の安定性、他に類を見ない「アップデート可能な」”Future Proof”のポリシー、専用DSPによる80bit処理。いずれも、ユーザーを満足させるための重要な条件である。

そんなMobile I/Oシリーズのサウンドを一聴して「聞いた瞬間に音の良さを実感した」と、DJ/音楽プロデューサー/プログラマーの福富幸宏氏は言う。いち早くLIO-8を導入し、使用されている同氏にMobile I/Oシリーズ導入に至る経緯を語ってもらった。

ネイティブ環境の質を改善したかった

Mobile I/O LIO-8はどういった経緯で導入されたんでしょうか?

ネイティブ環境の質を改善したかったからです。Metric Halo自体は前から知っていたんですが、オーディオインターフェースを選択している中で、候補に挙がったんですね。昨年末、友人のDJ SHINGO(AGORA RHYTHM)さんがMobile I/O 2882(以下2882)を現場に持ってきた事があって、それまでいわゆるPCDJのサウンドに対してあまりいい印象を持ってなかったんですが、そのときに「あれっ?いい音だな」って感じたんです。これぐらいのインターフェースを使えばPCDJもいけるんだ、という印象を持ちました。

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18 Dec 10

Lauten Audio マイクロフォンを使用したレコーディング・レポート(最終回)

- 前回からの続き-

12/15にアルバム「くちづけ」をリリースしたアルケミスト。本作品ではLauten Audio社のマイクロフォンが大々的に使用されています。本作のプロデューサーであるtomzuin h氏によるレコーディング日記を4回にわけて連載いたします。

本日は最終回。前ポストのピアノレコーディングに続き、ボーカルレコーディング編です。

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17 Dec 10

Lauten Audio マイクロフォンを使用したレコーディング・レポート(第三回)

- 前回からの続き-

12/15にアルバム「くちづけ」をリリースしたアルケミスト。本作品ではLauten Audio社のマイクロフォンが大々的に使用されています。本作のプロデューサーであるtomzuin h氏によるレコーディング日記を4回にわけて連載いたします。

本日はいよいよマイク・セッティング(ピアノ)編。Lauten Audioのマイクがどのようにセッティングされ、どのようなサウンドでレコーディングされたのか。写真とオーディオサンプルでご確認下さい。

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16 Dec 10

Lauten Audio マイクロフォンを使用したレコーディング・レポート(第二回)

- 前回からの続き-

12/15にアルバム「くちづけ」をリリースしたアルケミスト。本作品ではLauten Audio社のマイクロフォンが大々的に使用されています。本作のプロデューサーであるtomzuin h氏によるレコーディング日記を4回にわけて連載いたします。

本日はレコーディングに使用されたピアノのセッティング、レコーディング機材などのレポートです。

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15 Dec 10

Lauten Audio マイクロフォンを使用したレコーディング・レポート(第一回)

卓越した歌唱力のシンガーこんやしょうたろう氏と、実力派 ピアニスト井尻慶太氏の二人からなるポップデュオ「アルケミスト」。

12月15日に一年半ぶりのリリースとなる最新アルバムの「くちづけ」では、Lauten Audioのマイクロフォンが随所に使用されています。このたび、本アルバムのプロデュースおよびレコーディング、エンジニアリングを行った音楽プロデューサーのtomzuin hさんのご協力により、本アルバムのレコーディング過程を追ったレポートを頂くことができました。

楽曲の中で生きるサウンドとは何か。ボーカル録音、ピアノ録音に大切なポイントは何か。本日より4回に分けて掲載いたします。じっくりとご覧下さい。

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18 Mar 10

Sonnox Oxford – Fab Tips No.1『すべてのイコライザーがイコールではない 』

Sonnox-Oxford-EQ

feat-fab2Fab Dupontによる、低域のEQ処理にスポットを当てたレビューです。長年のSonnox Oxford製品のユーザーであり、NAMMやAESといったイベントではOxfordプラグインのデモも行っています。数多くのアーティストの作品を手がけてきたミュージシャン/プロデューサー/エンジニアの視点から、Oxford EQについてだけでなく、EQ全般のノウハウにも深く触れる内容となっています。

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